第7回松ヶ崎城祭り&出前松ヶ崎城祭り

  • 2016.11.27 Sunday
  • 08:44

【第7回目の城まつり】

 

 

 

 今回の松ヶ崎城祭りは、2016年11月20日(日) 10時から15時頃まで行われました。松ヶ崎城祭りとしては、7回目になります。その前週の日曜日には旗立てと、城跡の堀などにあった廃材の整理と清掃を行った後、チラシを配りました。当日は好天に恵まれ、11月としてはおだやかな温かい日和でした。

 11時からは見学会。13時からのも含め、2回の見学会には、のべ50人くらいの方が参加されました。 
 オープニングは、マーサ☆リノイエさんのポップ三味線。午後はおおたかの森お囃子会のお囃子と獅子舞。出店はブックススズキ(柏市松葉町)さんと急きょお呼びした絆:福島支援柏コットンプロジェクトです(右下綿の人形の写真は絆:福島支援柏コットンプロジェクト提供)。

 定番となった焼き芋は、今年は芋が不作でしたが、千葉産(香取、白井、船橋)、神奈川産で、種類もベニハルカ、ベニアズマ、安納芋を集め、ほぼ完売しました。 入場者は雨に降られた前年よりは上回り、前々年並みと思います。

 今回、オープニングで、三味線演奏はマーサ☆リノイエさん。 三味線をエレキギターのように操るベンチャーズ・サウンドに山口百恵、黒田節の応用パターンとか、驚きの曲の連続でした。

 

  


 11時からと13時からは城跡見学会。例年通り見学会の説明は、当会会長が行いました。
 本年6月の根戸城見学会でもお話した北柏駅周辺の城館跡、遺跡の密集状況や創立15周年記念講演会での間宮先生の「松ヶ崎城の性格を考える」という講演の内容も交えた解説としています。戦国時代初期の特徴のある、城の構造や歴史について解説しました。  南側腰郭の一つにあるお不動さん跡では、根戸村奉納の手水鉢や不動尊に保存されていた絵馬(現存せず)の話もしました。

 

 午後はクイズもしましたが、次の演目はおおたかの森お囃子会のお囃子など。一通りお囃子の演奏の後の獅子舞は、ひょっとこと獅子のペアで、コミカルな動き、最後は皆の周りを獅子がまわって厄除けです。

 

  

 

 

【出前松ヶ崎城祭り】

 

 また、今年は出前松ヶ崎城祭りを11月23日(祝・水)に行いました。柏市民活動フェスタのパレット柏会場のイベントの一つとして、パレット柏多目的スペースBにて、12時半から14時半の2時間のコマで行いました。

 出前松ヶ崎城祭りは、前半が藤原正治さんによるエレキギター演奏、後半が茗荷さんの三味線がたりでした。他に江州音頭(桜川茂利蔵)も。藤原正治さんは、「想い出の渚」といったGSサウンドや「無法松の一生」などを演奏。なつかしい曲のほか、妖怪体操なども。
 茗荷さんは、おなじみになった「松ヶ崎城節」や「香取の海」、そして金子みすず童謡集からの新作、さらに最近「キツネ山」で知られる柏市増尾の幸谷城跡の柏市による土地取得が話題になっていますが、「増尾の狐」という不思議噺。 入場者は20名ほどとやや少なかったですが、司会の富澤美奈子さんは、司会、江州音頭の囃子方(錫杖)と大活躍でした。

 

  

 

5月21日(土)パレット柏オープンイベントに参加しました

  • 2016.06.05 Sunday
  • 23:49

<環境団体紹介にて>
5月21日にパレット柏オープンイベント(「環境のパレット」)に参加しました。
パレット柏オープンイベント
(1).日時:2016年5月21日(土)10時〜14時50分
(2).場所:パレット柏
(3).出席者:当会、他団体(大堀川、大津川の会等)、一般の方など多数
(4). 内容
a.環境団体紹介
・11時〜11時20分 ミーティングルームA・B・C
・江州音頭の替え歌口演、会の紹介を実施

<なぜか江州音頭口演>
♪ 松を楽しむ正月や 早や二月の色梅や〜
それは単に出演者が昔関西にいた時に覚えた江州音頭を、たまたま最近になって天光軒新月師匠の江州音頭のカラオケ(葛の葉白狐伝)を発見?し、歌ったのにすぎません。それにしても、天光軒新月師匠の江州音頭はキーが全部マイナー。 上品な趣きのある音頭で、滋賀県などで盆踊りの時に歌われる素朴な江州音頭とだいぶ違うと一瞬思いました。志賀國天寿師匠、早浪美加さんなどとも違うし、初代桜川唯丸師匠のとも違う、独特な音頭です。

b.「今は桜、元は松原松ヶ崎城」講座
・12時半〜14時半 ミーティングルームF・G
・前半は植樹などの話、後半は植生変化と城の歴史の話です。参加者は20名ちょっとくらいでしょうか。
・参加者のなかに地域史の先生もいて、松ヶ崎城跡と周辺について、柏の歴史と文化財を守る会の佐藤立身会長に案内されて行った30年以上前の話など、補足発言がありました。


<「今は桜、元は松原、松ヶ崎城」の講座>

c.環境ポスター掲示 10時からオープンスペースで
・A1サイズ 2枚を掲示
写真に標語だけでしたが、他の会は詳しい活動内容の掲示が多く、次回以降は城跡の植生などの掲示を考えた方が良いか、次回以降の改善課題です。

また大堀川の水辺をきれいにする会の方々が、オープンスペースで大堀川の水中にいる生物(魚、エビ)を水槽で展示していました。
魚はモツゴで、エビは手長エビでしょう。 


<モツゴ>


<手長エビ>
大堀川のモツゴ、手長エビ等の動画はこちら↓


 

柏市民活動フリーマーケットぽかぽか市に参加して

  • 2015.11.23 Monday
  • 09:51

<柏駅東口商店街は、歩行者天国で大勢の人出>

昨日、当会も出店した柏市民活動フリーマーケットぽかぽか市に行って来ました。出店者としての参加者は、当会からは2人です。
出品したのは、戦前の観光地や欧米のアンティークの絵葉書、軍事もの、会のオリジナル絵葉書、映画の友などの映画雑誌(昭和30年代)、三菱銀行の貯金箱 などキャラクターもの、倉敷の箸、中近東の香水瓶、筆立て、DVD、CDなどです。皆さんの目を引いたのは、ソフィア・ローレン、イングリッド・バーグマ ン、ドリス・デイなど往年の欧米女優が表紙を飾る映画雑誌です。もっとも、映画雑誌はなかなか売れませんでしたが。
なぜかソフィア・ローレンを見て、「あ、オードリー・ヘプバーンだ」という方多数。どちらも美人ですが、全然似てないのにね。


<左:ソフィア・ローレン(1959年)、右:オードリー・ヘプバーン 〜「ローマの休日」(1953年)予告編より>

スタートして会場に人が来た時、みなスルーして古着とかのコーナーに行った時は寂しかったです。しかし、ニッチなものばかり出したので、そんなものかと。  結局、戦前の絵葉書(欧米のを含む)とキャラクターものが比較的良く売れ、全然売れないということはありませんでした。


<オリジナル絵葉書を説明>

お隣の柏ALWAYSの方などから話しかけられましたが、なにせ2人なのでそうそう空けるわけにもいかず、他の出店を回ることができませんでしたが、もっと当会の参加者が多ければ、いろいろよそも回って面白かったかもしれません。



<出品は古いもの中心ですが、会制作のDVDや絵葉書も出しました>

絵葉書は戦時中発行の戦艦のシリーズをまとめたものや、欧米のアンティーク絵葉書、そして戦前の観光地の何枚か袋入りのものが売れました。ドナルドの動く指人形(50年くらい前のもの?)とか三菱銀行のディズニーの貯金箱など、キャラクターものは早々に売れました。
苦戦を強いられたのは、映画雑誌です。「懐かしい」と声をかける年配の方は多かったのですが、実際に買ってくれたのは、なぜか若い男性です。全部売れ残るのではと思っていたので、安くても売れたのは良かった。
CDは終了間際になって出し忘れたのに気付いて慌てて出しましたが、今の御時勢そもそも売れるものではなかったかも。



<販売風景>


<午後の様子〜貯金箱などは既にありません>

全体的にみて、いったい何が売れ筋なのでしょうか。
周りをみると、やはり生活に関係あるものから売れて行くようです。押し入れに埋もれてあったような古いものは 懐かしがられてもなかなか売れないのです。骨董市のような場所やもっと大規模なフリマなら売れたような気もします。
 


 

第6回松ヶ崎城祭り顛末記

  • 2015.11.19 Thursday
  • 06:45

<雨が上がった午後に参加者がぼちぼちと>

第6回松ヶ崎城祭りは、2015年11月15日(日)10時から午前中は雨の残るなか、開催しました。 少々雨が降ろうと、城跡を踏査するなどは当たり前と思っている私のような人間は例外かもしれません。 野外のイベントは、やはり雨だと中止なのが普通なのでしょう。 会員には午後から雨が上がるという予報なので、祭り開催と早朝連絡しましたが、出演者、出店者は来られない方がありました。雨よけのテントは演者用には確保しましたが、出店者には雨よけの準備ができなかったため申し訳ないことをしたと思います。
ただ城跡見学希望で朝から傘をさして見えている方もあり、受付は簡単な雨よけをしてスタート。司会の富澤さんにより、当日のスケジュールを説明してもらい、挨拶等の後、早速城跡見学会へ。

見学会は予定通り、午前、午後と行いましたが、午前中城跡を回ってる最中に雨が上がり、すると徐々に途中参加の方が来て、城跡見学会としては例年通りの人出となりました。中には、以前大堀川の会が主催した、松ヶ崎城跡を含めた自然観察会にも参加していた小学四年生の女の子もいました。


<受付の様子>

演者では、クラシックギターのみたぽんさんと詩吟の内山龍晃先生のグループが参加されました。また出店者では柏市松葉町の古書絵本専門店ブックススズキさんが参加、絵本の読み聞かせをされました。


<絵本の読み聞かせ~太鼓はみたぽんさん>

みたぽんさんは、結構早い時間帯に来て、音の調整をしていました。 持っていったアンプスピーカーは電池でも稼働するもので、マイク二本がさせ、オーディオインターフェイスもあるものです。 ただマイクは初心者向けの普通のですので、少し離れると音を拾ってくれないので、もっと良いものにすればよかったかな。


<みたぽんさんの演奏>


<内山龍晃先生グループの詩吟>

なお、ハンドマイクのバッテリーが途中で少なくなり、詩吟でも使ってもらいましたが、時々電源がきれ、大変失礼しました。
しかし、出演者の皆さんには、足場の悪い中来てくれて、熱心に演奏、吟詠をしていただき、感謝です。

伊勢音頭(唄:桜川茂利蔵)は、やっぱりすべりました。なお、伊勢音頭といっても泉州お伊勢音頭で、原形は道中伊勢音頭です。しかし、なぜ柏市で伊勢音頭を唄うのか、これは演者の頭の中がいまだにかつての居住地の関西モードから切り替わっていないためでしょう。 当日の桜川茂利蔵の音頭の歌詞を以下に掲載します。 これは、正直申上げて泉州音頭の勝廣会、雲竜左枝菊師匠の真似です。 泉州音頭の師匠方、どうもすみません。
それにしても、司会の富澤美奈子さんは、相変わらず大活躍でした。

ハアーヨー ホイサーエ
今日の祭りはよ    (ヨイヨイ)
あー目出度い祭りよ  (ヨーイセ コーラセ)
あー松ヶ崎から船出して(アヨイショ)
香取神宮に松運び   (アヨイショ)
お宮の屋根を葺いたとか (アヨイショ)
城の跡には金の花   (アヨイショ)
今は桜木、桂の木   (アヨイショ)
元は松原 松ヶ崎   (アヨイショ)
一本目には 池の松  (アヨイショ)
二本目には 庭の松  (アヨイショ)
下がり松に 志賀の松 (アヨイショ)
末は鶴亀 五葉の松  (アヨイショ)
ご当地 松ヶ崎 ヨーホイ ソリャ 栄えあれよ 
(ソリャヨー トーコセーノ ヨーイヤセー 
 ソリャ あれは伊勢 これは伊勢 ソーリャ ヨーイトセー)
 
ハアーヨー ホイサーエ
目出度、目出度の  (ヨイヨイ)
目出度い祭り    (ヨーイセ コーラセ)
あー 目出度い祭りに笹植えて (アヨイショ)
笹の根方に菊添えて (アヨイショ)
根も菊、葉も菊、枝も菊 (アヨイショ)
来年よき事 聞くならば (アヨイショ)
わたしゃ あなたの ヨーホイ ソリャ 無理もきくよ
(ソリャヨー トーコセーノ ヨーイヤセー 
 ソリャ あれは伊勢 これは伊勢 ソーリャ ヨーイトセー)

 

松ヶ崎城跡と大堀川の自然観察会

  • 2015.05.17 Sunday
  • 23:33

本日行われた松ヶ崎城跡〜大堀川の自然観察会に参加しました。
これは当会主催ではなく、大堀川の水辺をきれいにする会、柏自然ウォッチャーズの主催です。

松ヶ崎城跡には、ときどき親子連れや子供会のような団体が来ますが、いかにも自然観察という方よりは近所の方やお城ファンの方の来訪が多いようです。なかには東京の西側(三多摩?)から来た歴女がいたようですが、私は会っていません。

今回、子供さんの参加もあり、手製の昆虫写真集をもってきて説明した小4の元気な女の子や補虫網をもった親子もいました。

城跡には元々杉の木が茂っていましたが、伐採された後、広葉樹が植樹され、木のないところは草原になっています。その草原には実は希少植物もあり、例えばワニグチソウは絶滅危惧種だそうです。チダケサシも手賀沼周辺では少なくなってきたとか。今回色々な植物の説明があり、タケニグサ、オトギリソウ、ウラシマソウ、マムシグサ、ジュウニヒトエ、ナルコユリ、ヤマユリ、キンラン、フタリシズカなど。花をつけているものもあれば、キンランなどは時期的に終わってしまい、花が見られなかったもの、まだ咲いていないものもありました。なお、ノイチゴは実を付けてました。
一見雑草のように見えて、実は珍しい植物が城跡にはあり、都心では珍しいバッタなどの昆虫も結構います。


<ナルコユリ>


<フタリシズカ>


<ワニグチソウ>

樹木でも、ホップのような実をつけるクマシデも、都会はもちろん、里山でも余りないかもしれません。

<クマシデの実>


<大堀川にはコイやカルガモも>
 

4月26日の萩原さちこ氏講演会

  • 2015.04.28 Tuesday
  • 00:27


4月26日(日)13時半から柏中央公民館で行った、当会主催の萩原さちこ氏による「城の楽しみと関東の名城」の講演会。
お蔭さまでというか、殆ど萩原さちこ氏の個人人気の賜物で、柏中央公民館講堂いっぱいの参加者の多さで、立ち見もでやしないかという盛況ぶりでした。集計すると143人の参加、ほかに受付にいた当会役員も若干名いるので本当はもっと多いです。
プロジェクタ設置やら何やら準備時間がちと短かったのか、講演がはじまる前に動画を流す準備までしてませんでしたので、最初「古城」の詩吟の動画を流していたものの音声がうまく出ず、ラジカセの力を借りたり、相変わらずドタバタでした。
それにしても、講演内容の豊富さ、質疑への応答の素早さ、的確さはたいしたものです。
質問者も城郭に詳しい方がいたようで、倭城について質問した方がいましたが、萩原氏はそれについてもきちんと回答していました。



今回、インタビューコーナーを設けましたが、インタビューアは司会者である富澤美奈子さん。 さすが、元女子アナで、こちらもうまかった。城めぐりといっても、山城に登るのは、殆ど登山ですので、結構大変ですが、萩原さんはケロッとした感じで山城に登るときの注意事項について淡々とお話されていました。近世城郭の質問のなかで、城主の暮らしについて聞いたのですが、将軍家の大奥での生活実態についても話がありました。詳しい内容は秘密です。

なお講演の後も、萩原氏にサインを求めるファンが何人かいました。


(江戸城の天守跡)

受講された方の中にも若い女性がチラホラ。 これは、もしかして当会はじまって以来かもしれません。
いっそ、今度歴女座談会でも開催したら面白いと思いますが。
 

旧軍関係聞取り記録などを県立図書館へ寄贈

  • 2015.04.04 Saturday
  • 09:10
以前、千葉県立図書館に、「柏飛行場・フィリピン戦線座談会」記録、「旧海軍秋水隊パイロット聞取り」記録、「松ヶ崎不動尊絵馬」DVDを寄贈していましたが、この度所蔵されました。







   旧海軍秋水隊パイロット聞取り風景








柏飛行場・フィリピン戦線座談会とは、柏飛行場に駐屯していた陸軍飛行第一戦隊の元大尉や機関工手の方などと座談会形式での聞き取りです。また、旧海軍秋水隊パイロット聞き取りの方は横須賀や百里に駐屯していた旧海軍三一二航空隊所属の元中尉(ロケット戦闘機秋水の搭乗要員)の聞き取りです。

(左は
旧海軍秋水隊パイロット聞取り記録の表紙)

聞き取りの対象者といえば、皆さん、90歳くらいの年齢の方ですが、お話もしっかりしていました。 また陸軍飛行第一戦隊の元大尉は陸軍士官学校出身、機関工手の方は大学卒、旧海軍三一二航空隊所属の元中尉も大学卒(当時の高等工業学校、工業専門学校)と高学歴の人が多かったのも特徴です。

なお、当会では城の歴史だけでなく、ときどき戦争遺跡をテーマとした講座や展示も行っています。

11月9日(日)に当会15周年記念講演と演奏の集い 開催!

  • 2014.11.29 Saturday
  • 19:44



去る11月9日(日)に当会は、創立15周年記念講演と演奏の集いを行いましたが、ご報告が遅れました。
遅ればせながらのご報告です。

「今日もこの城、松ヶ崎城 」というサブタイトルは、どこかのスーパーのテーマソングに似ているという説もありますが、近鉄沿線の人、あるいは関西出身者以外は殆ど気づかないと思います。
冗談はさておき、創立15周年記念講演と演奏の集いは以下のように執り行われました。
  
  日時:2014年11月9日(日)10時〜16時

  場所:柏市勤労会館 会議室・研修室 

  会費:500円(会誌代、資料代含む)


  主催 手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

  HP: http://www.matsugasakijo.net/

 

当会創立15周年の記念行事として、午前中は「今日もこの城、松ヶ崎城」のミニ講座、アルペジオさんによるバイオリン・フルート演奏、茗荷さんの三味線がたり、午後からは講演会を開催しました。講師はお二人。間宮正光氏(千葉県文化財保護指導委員)と佐脇敬一郎氏(柏市史編纂委員会参与)で、お二人とも中世史、城郭研究の専門家です。

【講演会要旨】
講演会1「松ヶ崎城の性格を考える」
   講師:間宮正光氏(千葉県文化財保護指導委員)

・常総の内海の一角である手賀沼西端に位置する松ヶ崎城は、従来「館城」の一つで匝瑳氏の持ち城とされてきた
・しかし、平成14年、15年の二度にわたる発掘調査の結果、出土遺物に乏しく領域支配や恒常的な使用を物語るものはなかった
・享徳の乱以降のめまぐるしい政治状況の変化が残した痕跡は手賀沼周辺にもあり、松ヶ崎城がいつ何のために築かれたかを知ることは地域史を考える上で重要である
・印西の小林城や柏市の箕輪城と松ヶ崎城を堀などの遺構や出土遺物といった観点で比較すると、松ヶ崎城は統治のための城ではなく、また軍事目的の要塞でもないことがわかる
・そのような比較を含め発掘調査の内容、当時の状況から、松ヶ崎城は軍事出動による一時的な使用を前提とし、外部勢力が築いた城と考えられる

講演会2「伝承にみる手賀沼周辺の城」
   講師:佐脇敬一郎氏(柏市史編纂委員会参与)

 ・伝承に基づく城郭研究は、伝承が資料としての取り扱いが難しいため、あまり進展していないが、今回比較的伝承をもつ城跡が多い手賀沼周辺で、伝承・伝承地と城との関連について考察を加えてみたい
・個別事例としては、1)御蔵屋敷(我孫子市根戸にあった城跡で「東国闘戦見聞私記」にある「手賀沼の入江を切処」とした城か)2)箕輪城(粟飯原氏の伝承など)3)鷲野谷城(手賀城と並ぶ拠点城郭)4)手賀城と小森城・になひ塚(大規模な手賀城と近接する城塞、小森城の「板ばさみの小森城主」伝説)5)富塚城と豊四季道灌堀(太田道灌の伝説)など
・伝承は他の記録、城の構造配置などの情報と組み合わせて資料的な価値をあげることができる
・伝承は遺構が失われた城跡の存在の裏付けにもなり、城跡群・伝承地群の地域単位の比較研究を通じて、伝承の裏にある史実にアプローチできる

 

当日講演会の様子など
 
 平成16年に柏市文化財と指定された松ヶ崎城跡。 文化財保護の各種活動や地域の皆さんのご尽力があって、この城は守られてきました。 その保存を目的とした当会も、お陰様で創立15周年を迎えました。
  この松ヶ崎城跡は、首都圏では珍しく遺構がよく残った城跡です。 今回、当会創立15周年記念として、研究者お二人にご講演をお願いし、松ヶ崎城はどんな城だったのかを再度検証するとともに、周辺城跡の歴史を含めた興味深いお話をうかがうことができました。  この講演と演奏の集いは柏市勤労会館で開催し、午前中もバイオリン・フルート演奏、三味線がたり、「今日もこの城、松ヶ崎城」のミニ講座、そして午後からは講演会でした。
   あいにくの雨にも関わらず、この集いに64名の方が集まりました。遠くから見えた方もいて、質疑も活発に行われました。司会の富澤さんも、見事に仕切ってくれました。参加者からは分かりやすい解説で、興味が持てたといった声が聞かれました。 なお、会場では当会の創立15周年記念会誌を頒布しています。

  


 


        



      

<講演会風景と司会の富澤さん>

松ヶ崎城祭りの準備

  • 2013.11.17 Sunday
  • 17:25
本日、松ヶ崎城跡にて1週間後に迫った松ヶ崎城祭りの準備として、「松ヶ崎城まつり」の旗立て、焼き芋のための薪集め、近隣の方々への挨拶、チラシ配布を行いました。

旗は第一回の祭りの時に作ったものを使っています。 「松ヶ崎城まつり」と書いたのぼり旗は、亡き久川事務局長が自分で作ったもの。



柵にシュロの紐などで固定していきます。 旗は右掛けのもの、左掛けのものが半々になっており、風向きがどうでも、文字がひとつおきに表側になるように、交互に立てるのがコツです。


紐は一ヶ所ではなく、上下二点で固定します。


薪は台地上に丸太や落ちた枝などがあり、ナタや鋸で切って作りました。 当日足りるかな。 足りなければ、丸太は沢山あるので何とかなるでしょう。
なお、焼き芋はダッチオーブンの鉄鍋に前回直接置いたので焦げたり、焼けるのが遅かったりしましたが、小石を敷くか何かすればうまく焼けるようです。 石焼き芋とは、まさにこのこと。


 

4月の講演会と今度の歴楽講座

  • 2013.10.13 Sunday
  • 05:34

以前お知らせした豊四季開墾に関する歴楽講座ですが、実は4月に行った講演会の続編とでもいう内容です。
その講演会は2013年4月21日(日)に、当会の総会とあわせて「豊四季開墾よもやま話」と題して、柏中央公民館講堂で行いました。

<講演を行った末武先生>
末武先生

講師は末武芳一(よしいち)氏 (豊四季歴史文化研究会事務局)。東京で美術の教員を長年つとめ、定年後は下町風俗資料館や岩崎邸の仕事もされて来られました。
講演会では、明治初期から行われた豊四季の開墾について、地図や資料を示しながら、東京から来た開拓民の移住の経緯、慣れない農作業と自然環境とたたかった開墾の様子、開拓民の子孫の方の紹介など、多彩な観点での講演をして頂きました。また地図や文書などの資料も展示しました。

講演会レジュメより
  ・幕府の旗本・御家人の窮乏を救うため、明治政府が小金原の牧場開墾 →豊四季の歴史の始まり
 ・「四季 豊に稔れ」とはうらはらに、初期に於いては言葉に尽くせない壮絶な苦闘の歴史
  ・江戸(新しくは東京)から送られた武士や町人、近県や野付村から集まった2男3男たちの結束によって一鍬一鍬荒野は拓かれた
 ・水戸街道・旧日光街道・流山街道筋を中心とした授産事業
  ・やがて耕作地に鉄道が敷かれると、柏停車場・豊四季停車場・南柏駅と3つの駅が開設
  ・さらに、豊四季小学校・東葛飾中学校気象大学校などが創設し、文京地区へ、続いて住宅公団による大規模団地が建設されて人口が増加、現在、柏駅周辺は常磐沿線屈指の商業地区

<現在の豊四季駅>
豊四季駅

上記講演会は雨天にも関わらず、多くの方が参加され、大好評をいただきました。更にお話を聞きたいとのリクエストも多く、末武芳一氏に改めて歴楽講座の講師をお願いいたしました。
今回の歴楽講座では、豊四季開墾に関わる様々な物語を、末武氏所有の資料から柏市の略年表と豊四季入植者名簿を元に、いろいろとお話していただこうと思っています。


<10月27日(日)の歴楽講座のお知らせ>
平成25年度歴楽講座第6回
「柏市史の原点を探る 〜豊四季の開墾〜」
講師:豊四季歴史文化研究会事務局・末武 芳一氏
日時:10月27日(日)午後1時30分〜(30分前受付開始)
会場:新富近隣センター会議室
   柏市豊四季945−1
    柏駅西口よりバス「免許センター行き」で第二小学校入口下車徒歩1分
会費:300円(資料代込み)
主催:手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会
(URL:http://www.matsugasakijo.net/
問い合わせ先info@matsugasakijo.net 岸事務局長 04-7131-3036

 

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